ペルーの子供達レポート[T7]
 




連載第7回 ☆連載中☆

!!Panchada para las camisetas de los NNATSCAP!!

写真[1] 器用にホットドックを焼くシンディー(左)とマルジョリー(右)
写真1:器用にホットドックを焼くシンディー(左)とマルジョリー(右)
~NNATSCAPのTシャツのために、ホットドックを売ろう!!~

6月日にNNATSCAPの子供たちとホットドックの販売を行いました!!上に書いてあるスペイン語は今回のホットドックのためにみんなで考えた標語です。 前回の活動の最後に行われた話し合いでリサンドロの提案からみんなでおそろいのT シャツを作ることになりました。ですがTシャツを作るには、まずお金が必要です。リサンドロは子供たちに「ホットドックの販売までにお金を貸してくれる人を探すね。だけどみんなはホットドックを売った後に、そのお金を返さなきゃダメだよ」と言いました。つまり子供たちは、売上から原価を差し引いた利益分だけTシャツ作りに回せる、ということです。「お金を集めるためにはどうすればいい??」というリサンドロの問いかけで、子供たちが話し合った結果「ホットドックを売ろう!!」というとこになりました。その後どうやったら多くの人に買ってもらえるか?という話になると、「宣伝用のポスターをコミュニティーに張ろう?」また「引換券を作ろう?」といった素敵な案が子供たちから出ました。大急ぎでポスターを書いて、数人の子供たちとコミュニティー中にポスターを張りに行きました。

写真[2] 今からホットドックを売ってきます^^
写真2:今からホットドックを売ってきます^^
当日はいつもよりも1時間早く集まり、リサンドロと買い物に行く子供、調理場(普段活動を行っているコミュニティーの食堂で行いました)の掃除をする子供に分かれて活動を行いました。一人の子供の家に、小さなバーベキュー用のコンロがあったので、それに炭から火をつける所から始めました。様子を見ていると10歳位の大きな子の多くは火のおこし方を知っているようで、とても頼もしく感じました。ホットドックを焼き始めると、小さい子から大きい子まで興味心身でコンロの周りに集まっています。料理担当になったシンディーを中心に器用にホットドックを焼きます。ある程度焼けると、男の子を中心にコミュニティーへ販売に行きました。

大きな声で「ホットドック買って!」とすれ違う人々に言いながらコミュニティーの中を歩いて行きました。中には自分で何本か買って美味しそうに食べている子供もいました。結果的にホットドックは完売!!!利益は25.60ソル(約750円)になりました。

最初Tシャツを子供たちにあげるのではなく、自分たちでお金を集めてTシャツを作るという発想に少し驚きました。ですがホットドック販売の計画や当日の様子から、子供たちは料理や販売の仕方をちゃんと知っているのだ、と感じました。そして何よりもみんな楽しそうにホットドックを作り、売りに出ていたことが印象的でした。
今回の利益だけではTシャツ作りに足りない、ということで次は映画の上映会を行うことになりました。そちらの報告はまた次回したいと思います。


ボランティアレポート 高橋朋小さん ☆連載中☆


連載第1回 Canta Galloって?
連載第2回 墓地を清掃する少女の映画鑑賞
連載第3回 グループの名前が決定
連載第4回 待ちに待った遠足の日
連載第5回 みんなで決めたルール
連載第6回 自分ができること
連載第7回 ホットドックを売ろう!!
連載第8回 サン・フアン祭


ボランティアレポート 岩崎由美子さん

連載第1回 働く子どもたちの学校MANTHOCでのボランティア報告
連載第2回 子どもたちの劇団「Arena y Estera(砂とムシロ)」でのボランティア報告



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