ペルーの子供達レポート[T2]
連載第2回
☆連載中☆
こんにちは。活動を始めた当初は、来る子供たちが安定せず、30人近く子供たちが集まり教室がいっぱいに溢れかえることや、逆に6人しかこず思ったように活動が進められない時もありました。最近では活動に来る子供たちは安定し、活動の内容も絵を書くことから少しずつ、広がりを見せてきています。
例えば先日は、働く子供たちをテーマにしたペルーの「JULIANA」と言う映画を鑑賞しました。映画を鑑賞するといってもコミュニティーには大きなテレビやスクリーンのある施設はありません。そのため、体の大きな男の子を中心に大きな布を壁に張りつけ、その周りに椅子を並べ自分たちで環境を整えます。またこの日は普段使用しているコミュニティーの食堂が使えなかったため、参加者の女の子の家を借りて活動を行いました。
映画は首都リマのスラムに住み、墓地の清掃をしているフリアナという女の子にスポットを当てています。彼女の義父は働かずお酒ばかりのみ、フリアナは愛想を尽かし家を出ていきます。そして彼女は髪を短く切り、男の子になりすまして路上バス歌を歌いお金を稼ぐ事を決心します。映画の中では義父や仕事のボスなど、子供たちを摂取する大人が出てきます。Canta galloの子供たちの多くも、親の手伝いをしたり実際に街で働いています。最初こそ落ち着きがありませんでしたが、物語が進むにつれ画面に食いつくように見ていました。周囲から受けてきた理不尽な差別などの経験や心境を一人ひとり語るシーンで涙する子供もいました。
INFANTのスタッフで子供たちのお兄ちゃんのような存在のリサンドロは、映画を観終わった後に子供たちに問いかけます。「この映画は過去の話?フリアナのような子供たちはもういない??」「映画の中で子供たちは大人たちから辛い目に会わされていたけど、これはいいの??」リサンドロの問いかけに対して、子供たちは「バスで歌ってる子みたことあるよ!」とか「この映画の大人たちはひどい!」と大きな声で答えていました。映画を通じて、働く子供の権利や、現状などについて子供たちと少しずつ考えていく機会が持てたと思います。
少し古い映画ですが、働く子供たちや彼らを取り巻く環境は昔も今も大きな違いはなく、とても考えさせられました。この映画は「夢のバスにのって」と言う邦題で、日本語でも見ることができるので、興味のある方はぜひご覧になってみてください。
ボランティアレポート 高橋朋小さん
☆連載中☆
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Canta Galloって?
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グループの名前が決定
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待ちに待った遠足の日
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みんなで決めたルール
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ホットドックを売ろう!!
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子どもたちの劇団「Arena y Estera(砂とムシロ)」でのボランティア報告
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