ペルーの子供達レポート[T3]
 




連載第3回 ☆連載中☆

こんにちは!最近のリマは夏が終わり、少しずつ寒くなってきました。それでも日中は暑くなったり難しい気候が続いてます…
さて最近の活動では、子供たちとコミュニティーの名前を考えました。最初は意見を出してくれなかったり、ふざけてなかなか決まりませんでした。遊ぶ時は思いっきり元気のいい子供たちですが、何かを決める時は少しまだ消極的です。そこでリサンドロが「みんなやみんなの家族はどこから来たの?」「みんなは働いてるけど、それは素晴らしいみんなの特徴だと思わない?」こんな風に子供たちが意見を出しやすいように助け舟を出しています。
そうして決まった名前がこちらです!!

NNATSCAP
Ninos Ninas Adolescentes Trabajadores Sipibo Cantagallo-Peru

NNATSCAPとはスペイン語で「Peru,Cantagallo,Sipiboの働く子供、青年たち」という意味のスペイン語の頭文字からきています。(注:Sipiboは民族の名前、Cantagalloは子供たちのいるコミュニティーの名前です。詳しくは第1回目をご覧ください。)また名前が決まった後は、子供たちと名前の入った大きな旗を作りました。この日は特に小さい子供たちが多く参加してくれました。最初はみんな恥ずかしがってなかなか書こうとしませんでしたが、旗が完成する頃には、顔や腕を絵具で汚して楽しそうに文字を書いたり、周りに色を塗っていました。

その他にも次週の遠足のために、参加者と、親の許可をもらっているかの確認をリサンドロと行いました。まだ親の許可をもらっていない子供の家に一軒一軒まわり最終確認をしたり、その日活動に来れなかった子供と話しました。親の理解を得ることは活動を行う上でとても重要です。活動に子供が来たがっていても、「勉強や仕事の邪魔になるから」と親が反対し、途中から活動に来なくなった子供もいます。そのため多くの大人の理解や協力が得られるように、できるだけ家を訪ねて、親や子供たちと普段の活動について話します。

今回の遠足はINFANTが支援を行っているリマにある他の2つのコミュニティーと合同で行われます。またプールに行けるということで、子供たちも「僕がボール持っていくよ!」とか「ご飯はどうするの??」とみんなで楽しそうに話して、待ちきれない様子でした?他のグルプの子供たちと交流できる素晴らしい機会なので、子供たちに負けないくらい私も楽しんで来ようと思います!
次回はこの遠足について報告したいと思います。


ボランティアレポート 高橋朋小さん ☆連載中☆


連載第1回 Canta Galloって?
連載第2回 墓地を清掃する少女の映画鑑賞
連載第3回 グループの名前が決定
連載第4回 待ちに待った遠足の日
連載第5回 みんなで決めたルール
連載第6回 自分ができること
連載第7回 ホットドックを売ろう!!
連載第8回 サン・フアン祭


ボランティアレポート 岩崎由美子さん

連載第1回 働く子どもたちの学校MANTHOCでのボランティア報告
連載第2回 子どもたちの劇団「Arena y Estera(砂とムシロ)」でのボランティア報告



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