ペルーの子供達レポート[T5]
 




連載第5回 ☆連載中☆

こんにちは。6月5日ペルーでは大統領選が行われ、ウマラ氏とフジモリ元大統領の娘ケイコ氏の戦いの末、ウマラ氏の当選が決まりました。選挙当日はどの店のテレビも選挙関連のもので、若者からお年寄りまで、関心の高さをとても感じました。私自身も次期大統領の政策によって、これからペルーにどのような変化が訪れるのかとても気になる所です。

写真[1] どの料理もとっても美味しそう^^
写真1:どの料理もとっても美味しそう^^
さて、遠足がひと段落ついた所ですが、7月10日から15日にかけてペルーアマゾン地域にあるイキトスにおいて、INFANTが活動を行うペルー全国のコミュニティー、また南米諸国にあるいくつかのコミュニティーの代表者が集まり、文化交流やそれぞれの経験を共有するイベントが行われます。もちろんNNATSCAPもそのイベントに参加をします。そのため最近の活動では、イベントに向けての準備を行っています。今回は「シピボの伝統料理を紹介しよう?」ということで、事前に子供たちにシピボの料理について調べてきてもらい、画用紙に料理の絵とその説明を書きました。

リマに住む人々は鶏肉を使った料理を好んでよく食べます。しかし魚を使った料理は鶏肉などに比べるとあまり見かけません。(もちろん有名なペルー料理セビチェなど、新鮮な魚使ったものあります。) 一方シピボ族はアマゾン地帯で暮らしているめ、川魚を多く食します。特にフアネスと呼ばれる料理が有名で、多くの子供たちがその絵を描いていました。
写真[2] 大きい画用紙に何人かで描く子供も
写真2:大きい画用紙に何人かで描く子供も

また、全員がイベントに行けるわけではなく、各コミュニティーから2名と決まっています。代表者になる子供は、毎回の活動に参加していることはもちろんですが、その中でも特に活動に協力的であることや、公共の場で恥ずかしがらずに話せる子供です。代表者に選ばれると、多くの経験が積めるだけでなく、INFANTの行っている奨学金制度を利用できるチャンスが高くなるため、将来的に本人の可能性が広がる、とリサンドロは話していました。 代表者を決めるにあたり、活動のルールの確認の意味も込めて、みんなで話し合いをしました。そこで決まったのが

1. 相手が嫌がるようなあだ名をつけない
写真[3] 中には切りぬきを持ってきている子供もいました!
写真3:中には切りぬきを持ってきている子供もいました!
2. 物を大切にする、投げない
3. ケンカをしない
4. 仲間が不快になるような言葉を使わない


どれも一見当たり前のことですが、元気な子供たちはしばしば遊びの延長線で約束が守れないこともあります。そのためこの日は大きな画用紙に一つ一つの約束を紙に書き出しました。

慣れない話し合いでざわつくこともありましたが、大きな声で意見をたくさん出していて、初めの頃よりも積極的になった感じ、少し嬉しくなりました。また今回の話し合いで、6月11日に子供たちとホットドッグを販売することになりました。こちらに関しては後日また報告したいと思います!

写真[4] リサンドロを中心に話し合う子供たち
写真4:リサンドロを中心に話し合う子供たち






ボランティアレポート 高橋朋小さん ☆連載中☆


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ボランティアレポート 岩崎由美子さん

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