ペルーの子供達レポート[T4]
 




連載第4回 ☆連載中☆

こんにちは!今回は先日行われた遠足の報告をしたいと思います。目的地はリマから2時間程バスで行ったチョシカにある、プールなどがついている複合施設です。最近ではリマも寒くなり曇りの日が多くなってきましたが、チョシカに着くと、太陽が出ていてぽかぽか、最適なプール日和でした。
今回の遠足ではNNATSCAPの子供たちだけでなく、INFANTが支援を行っているビジャ・エル・サルバドル, ビジャ・マリア地区の子供たちと合同で行われました。この遠足の目的は3つの異なる地域の子供たちが、遠足を通じて交流を図り、経験を共有することです。

目的地に着くとまず、みんなお待ちかねのプールへ向かいます。NNATSCAPの何人かの子供はリマ生まれですが、多くの子はアマゾンで生まれ育ち、後に家族とリマに移り住んでいます。そのため、泳ぎが上手な子や水に抵抗のない子が多いです。一方で、他のグループの子には、初めてのプールのために緊張してなかなかプールに入りたがらない子供もいました。ですが一回プールに入ると「気持ちいい!!」「冷たーい!!」などど、無邪気にはしゃいでいました。

思いっきりプールで遊んだ後は、各グループの簡単な紹介をしました。ビジャ・エル・サルバドルは“Amigos por siempre”、ビジャ・マリアは“Los peruanitos”というグループの名前で活動をしており、3つのグループがそれぞれの素敵な旗を紹介していました。
紹介が終わると、みんなで一緒にゲームを行いました?グループ対抗リレーやペアになって遊ぶゲームなどいくつかのゲームを通じて、少しグループ間の距離も縮まったようです。

帰りのバスでは行きのバスよりもにぎやかに、歌ったり、踊ったりしていました。また、何人かの子供やその保護者の中には、日本語に興味を持ち「te amo(愛してる)ってなんていうの?」とか「私の名前を日本語で書いて!!」などリクエストしてくる子供が多くいました。そんな風にあっとゆう間にリマに着き、子供たちをそれぞれの地区まで連れていき長いようで、短かった一日が終わりました。普段遠出したり、他の地域の同年代の子供たちと交流する機会のあまりない子供たちにとって、この遠足はただプールにいっただけでなく、様々な出会いや交流など刺激的な1日だったと思います。

今回の遠足を通じて個人的に、ビジャ・マリアやビジャ・エル・サルバドルのグループにはグループのリーダー的存在の子供がいたり、スタッフの指示に比較的早く対応しているように感じました。以前も少し紹介しましたがNNATSCAPでの支援は比較的最近に始まったもので、スタッフであるリサンドロが指示を出しているのに、友達とおしゃべりをしていることが多々あります。NNATSCAPでの活動はまだまだこれからなのだな、と感じました。この遠足を活かしてまた来週から頑張ろうと思います★


ボランティアレポート 高橋朋小さん ☆連載中☆


連載第1回 Canta Galloって?
連載第2回 墓地を清掃する少女の映画鑑賞
連載第3回 グループの名前が決定
連載第4回 待ちに待った遠足の日
連載第5回 みんなで決めたルール
連載第6回 自分ができること
連載第7回 ホットドックを売ろう!!
連載第8回 サン・フアン祭


ボランティアレポート 岩崎由美子さん

連載第1回 働く子どもたちの学校MANTHOCでのボランティア報告
連載第2回 子どもたちの劇団「Arena y Estera(砂とムシロ)」でのボランティア報告



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